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安くて便利なだけの電子書籍に未来はあるか!?

紙の本に負けないくらいの“わくわく感”を、電子書籍ならではのオリジナル機能を用いて実現できたとき、ぼくたちはもっともっと電子書籍を読みたくなるはずだと思うのです。

http://www.appbank.net/2012/03/28/iphone-news/387513.php

本のワクワク感を実現したメディアってのはラジオでもテレビでもネットでもなんでももうすでに山ほど存在していて、そういう成功したメディアはあまりにもしっくり行き過ぎてて書籍に由来するものだとは認識されない。

つまり、「わくわくする電子書籍」は書籍という枠組みから離れ、「電子書籍」ではなく、別の新しいものとして、とっくの昔に誕生しているのだ。Web上のメディア・Wiki・Blog・SNSなど、いちいち名前を上げるのもいまどき恥ずかしいようなものばかりだ。

もちろん、「出版人」たちにとってはそんなものを「電子出版」として受け入れることはできないだろう。Web上のコンテンツを「出版」してもご飯を食べられないからだ。なんとか既存の「出版」という形態を保ちつつ、紙からタブレットに置き換えただけの「ワクワクする電子書籍」を作り上げたいのだろうが、いまさらそううまくいくだろうか?

つまり「本のワクワク」というのは昔から時間をかけて他所への流出してしまっている。電子だろうが紙だろうが、本なんてのは娯楽としては本流ではないのだ。本屋で売れるのは雑誌とマンガとハウツー本なんかで、残念ながらこういうコンテンツはWebと非常によくマッチする。DRM付きの専用ビューワが必要な電子書籍として発売したとして、どれぐらいのドル箱になってくれるだろうか?

電子書籍に関わるすべての出版社と、制作者と、著者の皆さんに、そうした“期待感”を醸し出す電子書籍を次々に発明してほしいと、切に願っているのです。

http://www.appbank.net/2012/03/28/iphone-news/387513.php

いやいやいやいやいやw 今はもう2012年3月www来月にはもうAmazonが本格的にKindleの日本展開を始めるってもっぱらの噂でwwwいまさら新発明とかwwwwww太平洋戦争末期の日本軍かwwwwwwwww 心配しなくても、今ある電子書籍システムでも、紙の書籍に匹敵するだけの未来は十分期待できるだろう。まあ、どっちにしろ先細りの未来ではあるのだろうが。

今時、「読書をする」というのは一部の限られた人々だけだ。今時ではなく、昔からそうだった気がしないでもないが。出版社の皆様に置かれましては、「わくわくする電子書籍」なんて能書きたれてないで、粛々とお手持ちのコンテンツを電子化してamazonで販売していただきたい。

そうすれば、せめて私のような本好きだけでもあなた方の死蔵コンテンツをお金出して買うことができるのだ。まさか電子化すれば手持ちの司馬遼や赤川次郎でもう一儲けできるとか夢想してる人たちがいるんだろうか。電子版シェークスピア全集だして大ヒットとかアホみたいなこと考えてるんだろうか。