すでにご存じの方も多いと思いますが、PythonやApache、Mailmanなど、様々なオープンソースコミュニティで活躍なさっていた、元高知大の菊地時夫 名誉教授が、平成24年1月14日にお亡くなりになりました。
菊地先生はGNU Mailmanという、メーリングリストを運営するソフトウエアの国際化・日本語対応で大変大きな活躍をなさっておりました。GNU Mailmanはこの種のソフトウエアではおそらく最大のシェアを占めており、日本語でメールを利用されている方ならば、知らないうちに菊地先生の貢献の恩恵を受けている可能性は非常に高いのではないかと思います。
今回、菊地先生の訃報にあたり、GNU Mailmanの開発者から弔辞が寄せられました。
http://wiki.list.org/display/COM/TokioKikuchi
以下に、このページの拙訳を掲載します。
去る2012年1月14日、菊地時夫さんがお亡くなりになりました。菊地さんはGNU Mailmanの国際化全般と日本語のサポートに非常に大きく寄与し、GNU Mailmanだけでなく、PythonコミュニティやApacheコミュニティにも大きな功績を残しています。彼はMailmanの協力者リストでは、Mailmanの「気象予報士」の称号を得ています。私たちの感謝と、私たちの想いを、菊地さんとそのご遺族、知り合いの方々にお届けします。